日本では日本語を使うように、簿記の世界では「簿記語」を使います。
簿記語を日本語だと思うと、日常で使う意味と混同して間違うので、簿記語は外国語であることを改めて意識することが大事です。
「仕入」ってなんて意味?「売上」って何て意味?と一つ一つ、簿記語を日本語に翻訳していくようにやっていけば、いつか簿記語がペラペラになります。
言葉と同じで、まずは使ってみることが1番大事です。
しかし、使えばペラペラになるかと言われるとそうじゃないですよね?
言葉の勉強は、しっかりと「意味合い」を理解していくことが大切です。
例えば「good morning」は「おはよう」という意味なのは皆さんご存知の通りですが、これを「良い朝」と訳さないことが大切です。
「good morining」は「I wish you a good morning」の省略だと言われていますが、大事なのは、「朝に人に会った時に使う言葉であること」だったり「相手への期待や感謝の意味合いがあること」です。
これさえ押さえておけば、間違って夜に「おはよう」といったり、別れの悲しいシーンで「おはよう」と言ったりしなくてすみます。
「そんなことしねーよ!」っと思ったあなた、勘定科目間違えたことありませんか?
間違ったことない人なんで一人もいません。勉強をしていく中で、仕訳を間違えた場合、何で間違えたんだろう?と考えることが大切です。
例えば、あぁ「売上原価」ってこういう意味か、自分は「取得原価」とごっちゃになってたな、今後は使うシーンや意味を気をつけよう。と訂正していくことが大切です。
そうすることで、間違ったシーンや間違った意味で簿記語を使うことがどんどん減っていきます。
言葉を学ぶ上で1番大事なのは、「まずは使ってみること」、次に大事なのは、「間違えた時に考えること」です。
英語ペラペラだとアメリカ旅行もイギリス旅行も楽しいですよね?簿記の世界も、簿記語がペラペラだと今よりもずっと楽しくなります。
コツコツと楽しんでやっていきましょう!
